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フォーデンズ・バンド〜ウイ・ミート・アゲイン (ハワード・スネル自作自演集) メキシコからのポストカード エルザの大聖堂への行列 We Meet Again Howard Snell〜Foden's Band【ブラスバンド CD】

Item Number 21

 ロンドン響元首席トランペット奏者にしてフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのメンバー、はたまたオーケストラ指揮者としても活躍。

ブラスバンドの世界に最も影響を及ぼした“カリスマ”の1人と称される巨星ハワード・スネルが、古巣フォーデンズのリクエストに応え、久しぶりに指揮をとったすばらしいアルバム!   フォーデンズ音楽監督としての活躍は、1980年に始まり、90年代後半まで続いた。

その後もたびたび客演指揮者としてステージに登場しているのは周知のとおり。

 バンドパワーの超ロングセラーCD「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権1992」(CD-1602)に収録されている伝説のスパーク「ドラゴンの年」も、当時“ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド”の名で活動していたフォーデンズとスネルが打ち立てた金字塔的演奏の1つだ!  ユーフォニアムのニコラス・チャイルズやトロンボーンのニック・ハドスンなど、当時のブリタニア・ビルディング・ソサエティのトップ・メンバーを中心に編成されたテンピース・ブラス・アンサンブル“ハワード・スネル・ブラス”のCD「プレミア」(CD-0594)も、隠れたベストセラー盤だ!(余談ながら、このCDに入っているスパーク「ディベルティメント」の演奏の何とも凄いこと!スパーク・ファンは要チェック!!)  スネルは、作編曲家としても活躍。

多くがRakeway Musicから出版され、世界中のブラスバンドの人気レパートリーとなった。

 「ウイ・ミート・アゲイン(我々は再び出会う)」というタイトルのこのアルバムには、スネルの人気作品や編曲が、スネル自身の指揮で収録されている。

   曲目は、バッハのコラール前奏曲『気ままな生活』や世界中のブラスバンドが熱狂したシュトラウスの『チャールダーシュ』、ベルリオーズの『ハンガリー行進曲』などのクラシックから、リチャード・ロジャーズのミュージカル『回転木馬』から“人生はひとりではない”のようなポップ、スネルの個性が前面に押し出されたスーパー・ヒット『メキシコからのポストカード』や『ミレニウムの印象』といったオリジナルまで、グループ化されて収録されているのが大きな特徴。

 それでいて、いわゆるカタログ的にならず、アルバム全体の流れがナチュラルに感じられるのは、やはりスネルの比類なき音楽センスによるものと言えるだろう。

スネル自身の弁によると、作曲したものはもとより、編曲も自分の好みでない曲は頼まれても一切しなかったということなので、変化に富むレパートリーながら、全体の色彩感が1つの個性で統一されている印象が強い。

 それはスネル・カラーとでもいうべきものなのか!  スネルの指揮は相変わらずシャープで繊細!そんな指揮者へのリスペクトを前面に押し出したフォーデンズのサウンドも、いつもにも増して美しく、アンサンブルも濃密だ!  リチャード・プールのソプラノ・コルネットをフィーチャーしたラフマニノフの『第18変奏(「パガニーニの主題による狂詩曲」から)』、スーパー・ソロイスト、グリン・ウィリアムズのユーフォニアムによる『オレイション』、ヘレン・ウィリアムズのフリューゲルホーンによる『ララバイ』といったフォーデンズの名手のソロも聴きものだ!  アルバムのフィナーレは、全世界のブラスバンドによって愛演されるワ—グナーの『エルザの大聖堂への行列』の圧倒的な演奏でしめくくられ、リスナーは大満足!!  スネルが育て上げたもう1つの世界最高峰のブラスバンド、ノルウェーのエイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグによるスネル作品集「トゥウェンティ・シュープリーム・イヤーズ」(CD-0918)ともども愉しみたい、音楽的内容のひじょうに濃いアルバムとなっている! 【ハワード・スネル】 イングランドのノーザンザンプトンシャー州ウォラストンに生まれる。

1971-1975年、ロンドン交響楽団(LSO)首席トランペット奏者をつとめ、有名なフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのメンバーとしても活躍。

LSOを退団後、ロンドンでレン・オーケストラ(Wren Orchestra)を創設し、8年間、指揮にあたる。

フォーデンズ、デスフォード・コリアリーなどのブラスバンドのプロ指揮者としても活躍し、ノルウェーのエイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグをイングランドのバンドがまったく歯が立たないほどの世界最高水準のバンドに育て上げた。

作曲家、編曲家としても数多くの楽曲が出版されている。

【フォーデンズ・バンド】 イギリスでトップ・テンに数えられる名門ブラスバンド。

1900年、イングランド、チェシャー州サンドバック近郊のエルワース村のバンドとして誕生。

その後、地元自動車メーカーのスポンサーシップを得て、「フォーデンズ・モーター・ワークス・バンド」の名で発展。

1909年までに、チャンピオンシップ・セクションのステータスを得た。

1955年、有名な指揮者ハリー・モーティマーがイングランドの3つの有名ブラスバンド(フェアリー、フォーデンズ、モーリス)のメンバーをそっくりそのまま集めて作った大編成のブラス・オーケストラ“メン・オー・ブラス”に参加。

コンサート、放送、レコーディングで脚光を浴びる。

スペンサー企業の変遷により、1983年より「フォーデン・OTS・バンド」、1986年より「ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン・バンド」、直後に「ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド」、1997年より「フォーデンズ・クルトワ・バンド」、2004年より「フォーデンズ・リチャードスン・バンド」とバンド名は変わったが、イングランドのトップ・バンドとしての演奏水準とステータスはつねにキープされている。

2008年以降、スポンサーを持たず、「フォーデンズ・バンド」の名で活躍を続けている。

《主要選手権優勝年》 ・全英オープン選手権 (1909、1910、1912、1913、1915、1926、1927、1928、1964、2004、2008、2012) ・全英選手権 (1910、1930、1932、1933、1934、1936、1937、1938、1950、1953、1958、1999、2012) ・ヨーロピアン選手権 (1992) ・オール・イングランド・マスターズ選手権 (1990、1991、1994、1995、2002、2007、2009) ・ブラス・イン・コンサート選手権 (1987、1988、1990、1998、2000、2009) ・イングランド(イングリッシュ・ナショナル)選手権(2006) ・演奏団体:フォーデンズ・バンド(Foden's Band) ・指揮者:ハワード・スネル(Howard Snell) ・録音:2013年10月25〜27日、William Hulme's Grammer School, Manchester (UK) ・発売元:ドイエン(Doyen) ・発売年:2014年 作曲/編曲(全曲):ハワード・スネル (Howard Snell) 1. コラール前奏曲「気ままな生活」(BWV 615)/ヨハン・セバスティアン・バッハ  【2:14】   In Thee is Joy (In dir ist Freude)/Johann Sebastian Bach 2. アンダンテ/ヨハン・セバスティアン・バッハ 【4:48】   Andante/Johann Sebastian Bach 3. チャールダーシュ/ヨハン・シュトラウス(子) 【2:14】   Czardas/Johann Strauss II 4. ハンガリー行進曲/ルイ・エクトール・ベルリオーズ 【4:45】   The Hungarian March/Hector Berlioz 5. 第18変奏(「パガニーニの主題による狂詩曲」から)/セルゲイ・ラフマニノフ  【3:17】   18th Variation on a Theme of Paganini/Sergei Rachmaninov   ソプラノ・コルネット(Soprano Cornet):リチャード・プール(Richard Poole) 6. 人生はひとりではない(ミュージカル「回転木馬」から)/リチャード・ロジャーズ 【4:40】   You'll Never Walk Alone/Richard Rodgers 7. メキシコからのポストカード 【3:36】   Postcard from Mexico 8. オレイション 【4:56】   Oration   ユーフォニアム(Euphonium):グリン・ウィリアムズ(Glyn Williams) 9. ララバイ 【3:34】   Lullaby   フリューゲルホーン(Flugel Horn):ヘレン・ウィリアムズ(Helen Williams) 10. 古きシャレ—/スイス伝承曲  【5:55】   The Old Chalet/Traditional 11. 組曲「ミレニウムの印象」 【14:32】   Suite from Images of the Millenium   I)クリスタル・パレス The Crystal Palace 【2:59】   II)ノクターン Nocturne 【5:54】   III)オデッセイ Odyssey 【5:39】 12. エニワン・キャン・ホイッスル/スティーヴン・ソンドハイム  【3:44】   Anyone Can Whistle/Stephen Sondheim 13. 追憶/マーヴィン・ハムリッシュ 【4:00】   The Way We Were/Marvin Hamlisch 14. カヴァキーニョ/エルネスト・ナザレ 【2:28】   Cavanquinho/Ernesto Nazareth 15. エルザの大聖堂への行列(歌劇「ローエングリン」から)/リヒャルト・ワ—グナー  【6:55】   Procession to the Minster/Richard Wagner   ≪2014年7月新入荷≫★

ブラス界の“カリスマ”巨星ハワード・スネルが、古巣フォーデンズに登場! 「メキシコからのポストカード」など、スネルの人気作品や編曲が、スネル自身の指揮で楽しめる・ブラス・ファン必聴の超ゴキゲン盤。

Item Number 21

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Shop Name ショップ 吹奏楽CD楽譜 バンドパワー
Price 商品価格 2,450円(税込み)

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